マイクロマウスタックチャン


マイクロマウスタックチャンはスタックチャンとマイクロマウスが合体したスーパーカワイイロボットです。
こんな感じで迷路を走り回ります

マイクロマウスタックチャンはM5Mouseをリスペクトしたロボットですが、M5Mouseと違い駆動系を含めてM5Stackのみで制御しています。また、電源もM5Stackに搭載されているリチウムイオン電池1セルで動きます。
M5StackのIO数でやりくりするために、モータはステッピングモータを利用してモータ制御に使うIOを4ポートに抑えています。また、前後左右の壁センサは[右前&左横]と[左前&右横]の2組のセンサをマルチプレクサで切り替えて使用することで、ADCポート2個と切換え信号、赤外線LEDのON/OFF用の合計4ポートに抑えています。

M5stack Japan Tour 2024 Spring Osaka


4/29に大阪門真で行われたM5stack Japan Tour 2024 Spring Osakaにマイクロマウスを展示してみた
M5stack Japan Tour 2024 Spring OsakaはM5Stackに関係した成果物や、取り組みのプレゼン&LTをするイベントで、そこにM5Stack Core2を使ったマイクロマウスとハーフサイズマウスを持ち込んでみた
イベントは去年度よりも倍以上の入場があり、想定していた以上に展示を見てくださる方が多く大忙しで、遊びに来ていたN_Goさんを説明委員に巻き込んで手伝ってもらった。多謝

他の展示をみる時間はなかったものの、スイッチサイエンス社やM5社のプレゼン、LT会は全部見ることができ、M5Unifiedの次の話や、M5stackを産業用途に使うコツなどが印象的だった。
イベントを開催していただきました皆様、ありがとうございました。

スカートの構造体


去年のモデルとの変化点として、2重構造のスカートの基板側のフレームをFRPの削り出し部品から、分厚い両面テープを細長く切ったもので枠を作った構成に変更している
この変更によって、フレームとスカートの境目に折れ目がつきにくくなった。また、作るもの簡単になった

マイクロマウス2023


大会を運営してくださった皆様ありがとうございました
探索と目標にしていたパラメータでのゴールに成功しました。そして運よく3位入賞とベストマウサーを頂きました
この2週間前の大阪電気通信大学自由工房での試走で課題を出しきったおかげでもあります

本番では久々に壁の少ない迷路の登場になり、探索走行ではほとんど全面探索になるほど振り回されました

2走目はベストマウサーの評価基準の「1回目のスタートから最初に操作者がロボットに触れた時までの最短完走時間を記録したマイクロマウスを評価する」の「ロボットに触れる」は物理的に機体に接触せずに例えば赤外線センサで操作するのは基準に適合するのではないか?などと思いながら(自立賞のノータッチにも同様の疑問)、探索完了後の7秒間に機体に外力(たとえば速度や回転)がなければ次の走行に移るロジックを実装したものが功を奏しました

3走目のパラメータは以下の値で予定していた最大パラメータです。九州地区大会よりも遅くしています
直線の最大速度は4.5m/s、加速度は25m/ss
斜めの最大速度は4.3m/s、加速度は22m/ss
ターン速度は1.4m/s




素晴らしい大会を運営してくださった皆様、ありがとうございました。

続・ピニオンの固定


ピニオンの固定からもう少し工法を変えてみた
ロックタイトでの固定に追加して、シャフトとギヤの境界部分にメタルロックを塗布。
そして、歯車の1歯の側面と、その1歯に接するシャフト部分とにマジックで色を塗る。もしピニオンギヤが滑った場合にはギヤとシャフトで塗布の位置がずれるためピニオンギヤの滑りを発見できる

ダイソーのタッパー


ハーフサイズマウスの収納にちょうどいいサイズのタッパーを見つけたので紹介

このミニパック角4P100mlx4は内寸法が75mm x 55mm x 25mmくらいでハーフサイズマウスより一回り大きいちょうど良いサイズだった

一番上の写真の中央(黄色の機体)では、ケースにマウスの外形と同じ型の固定具を作り、両面テープで固定して、マウスがタッパーの中で暴れないようにしている

ZV-1とImaging Edge Remote


現在一般で入手できる960fpsに対応するカメラの初代ZV-1をさわっている。このカメラはPCからの遠隔操作ができるため、そのソフトImaging Edge Remoteも試してみた。
通常の録画モードの場合にはImaging Edge Remote経由で録画の操作ができたけれど、残念ながらハイフレームレート録画モードでは上図に示すようにPCからの録画操作はできなかった

メタルマスク版エンコーダの手触りとエンコーダディスクの追記


しばらく使った感覚では、先の基板版のエンコーダに劣る部分はなさそう。
さらに、もしかしたらLEDの電流をもっと小さくできるかもしれない。これは来年度試す


さて、このメタルマスク版エンコーダディスク。メタルマスクで作成したのは前の記事で触れていたのだけど、そのオプションについては書きそびれていた
このメタルマスクはJLCPCBで作成していて、作成時にElectropolishingのオプションを選択している。日本語で電解研磨というもので表面の凸凹を溶かして平滑で光沢のある仕上げにする処理だそう。
本来は狭ピッチ部品の実装品質をあげるためのオプションだけれど、今回はその処理がエンコーダディスクにうまく合致したようだ。

次に、話は変わって、このエンコーダディスクをメタルマスクの板から切り出すときの方法。今回はエンコーダディスクから延びる4つのタブ部分をカッターで切ってみたら、カッターの刃先と切断部の伸び?のせいでエンコーダディスクに応力がかかって、薄板なエンコーダディスクが曲がってしまった。
少しまがったエンコーダディスクでもセンサの読み取りには問題は見られなかったけれど、たぶん、リューターをつかって応力を少なくする切り出し方を試したほうがよさそうだった

メタルマスク版エンコーダ付きホイールの組み立て


光学式エンコーダNJL5820Rの続報で、エンコーダホイールをメタルマスクで作ってみた。その組み立て編

3Dプリンタで作ったホイールにPOM製の平ギヤと、ステンレスのエンコーダ孔を組付けたもの。ホイールは回転軸中央が凸形状になっいて、その凸部に平ギヤの中心の孔と、エンコーダ板の中心の孔とをはめ込み、接着して組み立てる

ホイールと平ギヤの接着にはセメダインPPXを使う(作業時間的に瞬間接着剤は使いたくないけれど)。接着剤はホイールの凸部から少し離れた周辺に塗布する(図の黄色箇所)。凸部のエッジにも塗布するとホイールと平ギヤとの間に隙間ができてしまう。これは平ギヤをはめ込んだ際に接着剤の逃げる場所がなくなるためなのか?

平ギヤとエンコーダ板の接着は時間余裕的に瞬間接着剤ではないものを使用したほうがよさそう。